Avarice1776’s blog

マーケティングや仕事に関するTipsや思考について

新入社員から「出世したくない」という考えは認められないのか?と聞かれた件

4月になり新入社員が入社、部署説明でWEB会議で話す機会があったが、その中で新人さん一人から「出世したくないという考えは認められるのか?」という質問が・・・人事部の人もいる中でその質問は中々勇気がいる!でも、その考えそのものが日本企業の特殊性に縛られていますよ。

日本企業の特殊性

日本企業は基本的に、新卒一括採用を行い。同期同士で出世争いを行い。当然、出世する人とできない人に大別されます。しかし、そもそもなぜ出世争いしないとダメなのでしょうか?他に働き方は無いのでしょうか?この辺りの多様性がまるっきりない働きかたが問題です。そういった元で男性育児休暇の話や女性の就業率の話をすることも本来おかしいです。

日本以外の多くの国の会社と社員の関係は、プロとプロの契約で成り立ちます。球団が本格派のエース(部長級)が欲しいと思えば2億を積んで契約しますし、左のワンポイント中継ぎ(専門職)が欲しいと思えば5000万円で契約します。

日本企業でもそれが一般的になれば、誰もがエースや4番を目指さなくても良くなります。一方で、その業界もしくはその社会にとって必要な人材でい続ける必要はあります。代走専門でも、ピッチングスタッフでもなんでも良いですが、きちんとその存在を認めてもらって契約を結ぶ必要があります。ある意味No1を目指す大変さは無くなりますが、自分に何らかの価値を付けないと何処の会社とも契約してもらえなくなるというリスクは認識しておく必要があると思います。

アメリカでは出世競争は求められない。出世しない自由もある!

アメリカでは、ひたすら上を目指す人は、自主的に残業も行い人の倍働きます。目的が自分の出世ですから猛烈です。ソルジャーという呼ばれ方をします。一方で、出世を望まない人は価値のあるスペシャリストとして会社の望む仕事を100%こなします。自分のキャパの80%くらいで仕事を回すので、残業なんて基本しません。

多様な働き方が日本でも認められる様になって欲しいですね。

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