Avarice1776’s blog

マーケティングや仕事に関するTipsや思考について

ワクチン接種の手続きの失敗、、、失敗は成功の母というけれど・・・

GW後に大量のワクチンが日本に輸入され物量の問題は解消、次なるボトルネックは実際に注射を打つ会場及びそのための予約になっています。でも、報道ではサイトの設計ミスや会場の準備ミスなど、失敗ばかりが報じられ「擁護する人」と「非難する人」がネット上で喧々諤々です。

そもそも日本人は「失敗」に否定的

そもそも日本人は「失敗」することに対して否定的なイメージを強く持っています。狭い島国で円滑に生活する上でのコミュニケーションから来ていると考えられ、日本人は失敗するとそれを隠そうとしたり、過小に見える様にします。一方、それを見る周囲も声高に非難したりはせず、見て見ぬふりをします。次に失敗するのは自分かもしれないですからね。

こうして、失敗を矮小化することで、角を立てずに円滑に生活をする術を長い歴史の中で身に着けてきたのだと思います。

一部の人やマスコミは「失敗」を声高に非難する

日本では、一部のマスコミや人は今回の失敗に限らず、「失敗」を声高に非難します。これは従来の日本人とは違う様に見えますが、失敗を「肯定的」に捉えられないという点では大差はありません。「非難」からは何も生まれませんし、する側の自己満足で終わるケースがほとんどです。

失敗は成功の「母」の本当の意味

欧米では、「失敗」は成功の為の「必要」な要素・経験と考えます。「必要」または「必須」というのが大事です。つまり、何かしらの成功を得るためには「失敗」は必ず生じることが前提にあります。当然、周囲も「失敗」そのものを声高に非難することは少なく、非難するとすれば、失敗を隠したり、誤魔化したりする場合。加えてその失敗から何も学ばずに、成功しないことに対してです。

結果的にどちらが成果を出すのかは明確ですよね?今、我々がやることは見て見ぬふりをするのではなく、非難する事でもなく、それが成功につながっているのかを評価することです・・・でも日本人にはえらく難しい・・・