Avarice1776’s blog

マーケティングや仕事に関するTipsや思考について

コスパ良く年収1000万円を超える仕事はなんだろう?

製薬会社の営業

製薬会社の営業は日本で業界全体で現在6万人ほどいて、営業だけの数字ではないですが、下記の様に平均年収1000万円を超えている企業が多いです。営業は残業代は出ませんが外勤手当てが年間100万円ほど出ますし、営業車を自家用に使っても良い会社も多いです。その辺りの費用負担も年収に換算すると、30歳前半には多くの会社の営業の人は実質年収1000万円こえるのではないでしょうか?40歳を超えればほぼ全員額面でも1000万円こえます。

 

加えてコスパが良い理由は、

1、誰にでもなれる

医薬品の営業なので薬学部出身、最低限理系大学出身が条件かと思いきや文系大学出身の営業の人が多いです。転職元も様々な業界の元営業などの人が転職してきます。薬の知識などは手厚いトレーニングを受けられますので、そこで勉強すれば身につきます。

2、顧客が医者

もちろん医者もピンキリで変な人もたくさんいます。社会経験が乏しく非常識な要求をしてくる医者や人の治療を金を稼ぐ手段としか思っていない医者など。でも、総じて医師は社会的地位が高く、そのため世間の目もあるので紳士的な態度をとる人が多いです。何を言ってくるか分からないクレーマーなどはごく一部です。同じ営業でもそういった人を相手にする方が楽です。

3、製薬業界の利益率の高さ

製薬業界は製造業の中ではTOPクラスの利益率です。もちろん医薬品開発には多額の費用(数百億)と年数(最低10年)必要ですので多くは開発費に回されます。しかしもちろん、社員のベネフィットにも回されるので、家賃補助や営業手当、単身赴任手当等が充実しています。もちろん給与の高さにもつながります。

 

一方、薬の価格の切り下げもあり業績が悪化する企業が増えていることも有り、営業の数を減らす傾向に転じています。結論としてはかつては年収1000万円をかせぐ理想的な職種だった。過去形になりつつあります。